社債の利息を支払った時の仕訳の基礎

社債の発行は借入金と同じく他者からお金を借り入れることを意味しますので、社債を発行した場合には利息を支払う必要があります。この社債の利息を支払った時は『社債利息』勘定を使って処理し、支払時の費用として処理します。

社債の利息の支払は年2回、6か月分の金額が支払われ、利息額は社債の額面金額に約定利率を乗じて算定します。

演習問題:社債の利息を支払った時の基礎

×1年4月1日に発行した社債(額面金額10,000円、年利率2%、利払日は毎年9月末と3月末であり半年分の利息を支払う)について、×1年9月末における利払日の仕訳を示しなさい。なお支払うべき利息については当座預金口座から支払われるものとする。

(計算過程)

半年分の社債利息:額面金額10,000円×年利率2%×6/12か月=100円

借方 金額 貸方 金額
社債利息 100 当座預金 100

支払った社債利息については損益計算書において営業外費用として表示します。
なお、利払日と決算時とが異なる場合などは、決算時において社債利息の見越し計上が必要となります(詳細は社債利息を見越計上した時の仕訳の基礎をご参照ください)。

(関連ページ)
社債発行費(営業外費用として処理する場合)の仕訳・記帳

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