商品を発送した時(予約販売)の仕訳・記帳

商品を販売するにあたり、商品の販売前に事前に予約金を受け取り、後から商品を引渡す形態の商品売買を予約販売といいます。

予約販売においては、商品の販売に先だち事前に予約金を受け取ることになりますが、予約販売の売上計上のタイミング(売上の認識時点)は、他の一般的な商品売買と同様にあくまでも商品の引き渡し時に行うことになります。
したがって、予約金を受け取った時はいったんこれを『前受金』として記帳し、じっさいに商品を引き渡した際に、引渡した商品の分だけ『売上』を計上します。

演習問題:商品の引き渡し時(予約販売)

先月に予約販売(予約金は1個当たり@300円)の申し込みを受け付け、予約金を受け取った商品100個のうち、当月に70個を発送した。
予約販売における商品発送時の仕訳を示しなさい。

(計算過程)
予約金を受け取った商品のうち当月に発送した分:@300円×発送個数70個=21,000円

借方 金額 貸方 金額
前受金 21,000 売上 21,000

上記のとおり予約販売であっても、売上計上のタイミングは一般的な商品販売と同様、商品の引き渡し時となります。したがって予約金を受け取った段階では売上計上は行わず、実際に商品を発送した時において売上収益の計上を行います。
先月に予約を受け付けた商品100個のうち、当月は70個を発送しているため、70個分の商品の売上を計上することになります。

なお売上代金は事前に受け取っていた予約金(受取時に『前受金』勘定で処理)を充当しますので、上記の仕訳では発送した商品分の前受金(21,000円)を『前受金』勘定から『売上』勘定へと振り替えて処理しています。

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