社員や従業員などへ給与を支払ったときは『給与手当』などの勘定科目を使って記帳します。
パートやアルバイトであっても企業の従業員ですのでパートやアルバイトなどに支払った給与も一般的には『給与手当』などの勘定科目を使って記帳するのですが、パートやアルバイトなどいわゆる正社員以外の従業員に支払った給与については、これらの費用を別途管理するために別の勘定科目を使って記帳することがあります。
このような場合に使用される勘定科目を『雑給(ざっきゅう/ざつきゅう)』といいます。
正社員・正規従業員(雇用期間の定めのない従業員)などに支払った給与 | 給与手当 |
パートやアルバイトなど雇用期間に定めのある従業員や臨時で雇用された従業員などに支払った給与 | 雑給 |
※ 『給与手当』と『雑給』は必ずしも分ける必要はございません。正社員に支払った給与もパート・アルバイトに支払った給与もまとめて『給与手当』などで記帳するのが一般的です。
演習問題:パート・アルバイトなど給与を支払った時
アルバイト従業員Bに給与30,000円を現金で支給した。弊社ではパート・アルバイトなど臨時で雇用される職員へ支払う給与は『雑給』として処理している。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
雑給 | 30,000 | 現金 | 30,000 |
パート・アルバイトなどに支払った給与も正社員・正規職員に支払った給与もまとめて『給与手当』などに勘定科目を使って記帳することもあります。
記帳については社内のルールに従って継続的に処理することが重要です。