取引先や役員・従業員などが支払うべき支出を会社が一時的に立替払いした時は『立替金』勘定（流動資産）を使って記帳します。
なお、立替金勘定については誰に対する立替債権であるかその内容を明らかにするため『従業員立替金』勘定などを別途設定することもあります。いずれにしろ立替債権の相手やその内容を帳簿上はっきりさせておくことが重要となります。
演習問題：立替金の支払い
1．社員が支払うべき交通反則金20,000円を会社が社員に代わって現金で支払った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 立替金 | 20,000 | 現金 | 20,000 |
2．給与支払日において、社員に対する給与300,000円から上記1の立替金20,000円を相殺し、残額の280,000円を現金で支払った。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 給与 | 300,000 | 立替金 | 20,000 |
| － | － | 現金 | 280,000 |
社員や役員に対する立替債権については『従業員立替金』勘定を別途設定し、記帳することもあります。
（関連ページ）
預り金（あずかりきん）の仕訳・記帳
