取引先や従業員(社員・役員等)などに対し金銭の貸し付けを行ったときは『貸付金』という資産勘定を使って記帳します。
『貸付金』は資産を表す勘定科目であるため、増加(新規貸し付け)したときは『貸付金』勘定の借方、減少(返済を受けた)したときは『貸付金』勘定の貸方に記帳します。
なお『貸付金』の貸借対照表上の表示については、原則として、決算日から回収期限までの期間が1年以内の場合は流動資産、1年を超える場合は固定資産(投資その他の資産)の区分に表示します。
演習問題:貸付金の増加・減少
1.当社は取引先に対し、緊急の営業資金として現金2,000,000円の貸し付けをおこなった。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
貸付金 | 2,000,000 | 現金 | 2,000,000 |
2.本日、上記1の貸付金の返済として取引先から現金2,000,000円を受け取った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
現金 | 2,000,000 | 貸付金 | 2,000,000 |
『貸付金』は資産勘定ですので、増加した時(貸し付けた時)は借方(左側)、減少した時(返済を受けた時)は貸方(右側)に記入している点をご確認ください。
(関連ページ)
借入金(お金を借り入れた時)の仕訳・記帳