レンタルサーバ代を支払った時の経費処理

ホームページを作成するためにはサーバー(レンタルサーバー・サーバ)が必要となります。

サーバーをレンタルするために支払った費用は『通信費』などの勘定科目を使って記帳することになります。

借方 金額 貸方 金額
通信費 1,000 現金預金など 1,000

サーバーをレンタルする主目的が自社商品や自社ブランドなどの宣伝広告などの場合には『広告宣伝費』などの勘定を科目を使用することもあります。

なおサーバーをレンタルする際(あるいは更新の際)には、サーバーを2年や3年など長期間契約して代金を支払うこともできますので、1年以上の長期にわたって契約した場合には支払額をいったん『長期前払費用』『前払費用』などの資産を表す勘定科目を使って記帳し、決算時に当期の期間に対応する金額を当期の費用へ振り替える処理などを行うことが必要となります。

演習問題:レンタルサーバー代を支払った時

1.ホームぺージを作成するために6か月間のレンタルサーバ契約を行った。契約期間6か月分の代金6,600円は普通預金口座から振り込んだ。

借方 金額 貸方 金額
通信費 6,600 普通預金 6,600

2.当期首に新商品用のホームページ作成のためにサーバーのレンタル契約を締結した。3年分108,000円の代金は普通預金口座から振り込んだ(いったん長期前払費用として処理するものとする)。

借方 金額 貸方 金額
長期前払費用 108,000 普通預金 108,000

上記のレンタルサーバの利用のために支払った金額について、決算時に当期に対応する分を広告宣伝費に振り替えて処理した。

借方 金額 貸方 金額
広告宣伝費 36,000 長期前払費用 36,000

計算:サーバー代108,000円×当期の月数12/全期間の月数36=36,000円

(関連項目)
ドメインの経費処理の基礎

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