社債発行費(営業外費用として処理する場合)の仕訳・記帳

会社が社債を発行する際には、たとえば社債を買ってくれる人を募集するための広告費や金融機関などへ支払う手数料、あるいは社債券の印刷費など様々な費用が発生します。

このように社債を発行する際に付随して発生する諸費用を支払った場合は『社債発行費』という費用勘定を使って処理し、原則として、支出時などの費用として処理します(社債発行費は財務活動に関連する費用として、損益計算書上は営業外費用として処理します)。

演習問題:社債発行費を支払った時の基礎(支出時に費用処理する場合)

当社は額面金額10,000円の社債を10,000円で発行し、払込金額はすべて当座預金へ振り込んだ。なお当該社債を発行する際に、社債券を印刷するための費用や金融機関などへ支払う手数料などの諸費用が200円発生し、これを現金で支払った。社債発行費の処理は原則的な処理(支出時の費用として処理)するものとする場合の仕訳を示しなさい。

借方 金額 貸方 金額
当座預金 10,000 社債 10,000
社債発行費 200 現金 200

社債発行費は支出時の費用として処理する(原則的な処理方法)との指示がありますので、その支出時に全額を『社債発行費』という費用勘定を使って処理します。

(関連ページ)
社債の利息を支払った時の仕訳の基礎

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