固定資産(こていしさん)の取得時の仕訳・記帳

土地や建物、機械装置や自動車など、企業が長期にわたって使用する資産を固定資産といいます。

固定資産を取得・購入した時は、固定資産本体の価格のほか、取得・購入に伴って発生した付随費用(運送費や据付費、関税やその他の各種手数料など)を合わせた支出金額の合計額を固定資産の取得原価として固定資産の勘定科目(『土地』『建物』『構築物』『機械装置』『備品』『車両運搬具』『船舶』など)を使って記帳します。

固定資産の取得原価=購入代価(本体価格)+付随費用

なお固定資産はその具体的な形態の有無により、機械や建物など物理的な形態(カタチ)をもった有形固定資産と、特許権や商標権など物理的な形態をもたない無形固定資産とに分類することができます。

演習問題:固定資産の取得

当社は機械を5,000円で取得し、代金は運送費・据付費100円といっしょに現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額
機械 5,100 現金 5,100

固定資産の取得原価は本体価格と取得のために支払った付随費用の合計金額となります。本設問の場合、固定資産の本体価格5,000円と付随費用100円の合計金額が固定資産の取得原価となります。

(関連ページ)
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